2024年5月6日月曜日

ヨボヨボで風張にはたどりつけず・・・タイヤに関する愚考

  5月5日は、朝5時30分ごろ、左足裏がつって目が覚めました。さすったり、揉んだりして、痛みがひいたので、7時前に自転車で家を出ました。とりあえず行く先3日前と同じ風張・鶴方面です。

行きの多摩サイにて
天気は良かったのですが・・・

 漕いでいるうちに左足裏の痛くなり、それを庇っていたせいか、右ふくらはぎもピリピリし始め、檜原村役場を過ぎた辺りでペダルが漕げなくなってしまいました。両脚が攣って歩けないので気の利いた場所に移動することもできず、手近にあったガードレールやカーブミラーに手をかけて足やら脚やらを伸ばそうとしたのですが、ガードレールがユラユラして危ない状態でした。

 結局、ものすごく細い歩道にゴロゴロ寝転がって、さすったり伸ばしたりしました。はたからみれば、ボケたジジイが歩道で美容体操をしているように見えたかもしれません。痛みが落ち着いたところで、どうしようか考えたのですが、とてもこの先の坂を登れる気がしません。なので、残念ながら帰ることにしました。天気は良いし、チェーンにオイルをさして、新しいタイヤとチューブにしたのに・・・。帰りは足裏の痛みと向かい風で五日市街道も多摩サイも強烈に辛かったです。


下りの五日市街道の混雑
河原BBQ族で大渋滞。


多摩川右岸からの風景
なるべく登りの緩いコースで帰宅しました。
風景的にな右岸の方が良いですが、道幅が狭いです。

 で、タイヤとチューブを新しいのに替えたので、ここに感想を書いちゃいます。タイヤはハッチンソンのブラックバードでクリンチャーの28mm。本当は26mmが良かったのですが、26mmを買おうとするとタンサイドになってしまい値段が1000円も高くなってしまうのです。耐久性や耐サイドカットに劣るタンサイドに高いお金を出す気になれず、28mmにしちゃいました。まあ、直径が2mm違うだけだしね。チューブのほうは黄緑色の憎い奴(Cyclami)です。タイヤの取り付けはものすごく楽で、タイヤレバー無しで簡単に装着できちゃいます。TPUチューブのほうも予習させられちゃったので、ネタになるような事はありませんでした。このタイヤ条件をスラムのサイトで確認すると、最適な空気圧は前が4.2気圧、後ろが4.5気圧となります。うーん、こんなに低くてタイヤが外れたりしないでしょうか?ちょっと怖いので、とりあえずこの日は前後とも普段と同じ5.1気圧にしておきました。

導入したハッチンソンのブラックバード
デザインは割と好きです。

 で、乗ってみました。対照となるのは、9ヶ月間乗ったコンチGP5000/25mm/クリンチャー+ブチルチューブ(前はピレリ、後ろはヴィットリア)です。乗りごごちは、うーん、まあ普通です。タイヤが新しいので、なんとなく進みが良い感じがしますが、これはどのタイヤでも使い始めには感じることです。ペダルを漕ぎながら前タイヤを見ると、結構太くなったなあ、と感じます。実際には、タイヤの径は3mm太くなっただけなんですが。タイヤが太いことで何か良い事が多いと心理的によろしいのでしょうが、逆だとタイヤをみるたびに萎れてしまうことになりそうです。ネガティブ&マイナス思考な私は、萎れてしまう方向にいく確率が大な感じがします。一方、タイヤが太くなったので、ボヨンボヨン感は若干高くなったように感じます。鋭角的な段差を乗り越えた場合の衝撃が若干緩和されているかな?

 タイヤからのノイズはやや大きめで、これは多分タイヤ径が太くなったことに由来すると思われます。タイヤからの音がでかくなるということは、進むためのエネルギーが音に変換されちゃっているということで、超貧脚な私にとってはゆゆしき問題なような感じがしますが、そんなんは気のせいなんじゃい、と言われれば、まあ、そうかもしれません。

 TPUチューブは乗り味が硬いという評判でしたが、予想どうり私には感じられませんでした。そもそも、タイヤとチューブをいっぺんに変えちゃったので、タイヤの影響はどうでチューブの影響はこうで、とか別々に感じることは不可能です。まず、タイヤを替えて走って、それからチューブを替えて走れば良いのでしょうが、どうせ私は鈍感で、チューブの違いは体感できなさそうなので端折っちゃいました。

 近年では、ヒステリシスロスの影響やらコンパウンドの進化やらで、実走だとタイヤ径が太い方が進むためのエネルギー効率が良いとタイヤメーカーは謳っているようです。うーーーん、どうなんでしょう?だいたい、昔は19mmが良いとか21mmが良いとか言っていた連中が、手のひらを返したように太い程よいのである、とか言っても説得力がありません。ものすごくデコボコな道だと太いほうがエネルギー効率が良いのかもしれませんが、普通の道だとどうなんでしょうかね?

 今回のタイヤ交換で25mm→28mmに替えてみた私の感覚は、以下の通りです。

・タイヤと接する面が理想的に滑らかであれば、接触面積が小さい細いタイヤのほうが進むためのエネルギー効率は良い。

・普通の舗装路における進むためのエネルギー効率は、ある範囲内ではタイヤ径が太かろうと細かろうとそれほど変わらない。

・舗装が物凄く悪かったり無かったりする場合は、トラクションと安定性を稼ぐためにタイヤ径は太いほど良い。

・太いほうが乗りごごちは若干良い。

∴ 普通の路面だったら、乗りごごちの良い太めのタイヤでもいいんじゃない?(でも、大騒ぎするほどのことではないような気がする・・・)。

という感じなんですが・・・。

 今回は私が貧脚を発揮して坂を登れなかったので、タイヤの太さが坂登りにどのくらい影響するのかわかりませんでした。何となく、ほんの少しだけ太い方が不利になる感じがします。ああ、今度ハルヒルがあるので、その時にはっきりするかもしれませんね。

PS.ハルヒルはDNSになりました。

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