2022年5月22日日曜日

中期高齢者から小遣いをせびり取る方法

  4月の初旬にウォーターマンのメトロポリタンというボールペンを入手しました。通勤用の鞄に入れたまま忘れていたのですが、この前、マンションの管理組合の書類に名前をサインする際にその存在を思い出して、とりあえず使ってみました。で、自分の名前を4文字書いて終了。値段にすると一文字あたり2千円以上。おおー、すげー、なんか凄く贅沢している感じです。もしかして俺ってセレブ?とか思ったりもしたのですが、まあ、本当のお金持ちは一文字あたりの金額に換算したりせず、書き心地がいいとか悪いとかいうのだと思います。

 なんでそんな身分不相応なボールペンを買ってしまったか思い起こしてみると・・・このボールペンは「ウォーターマンという会社の名前に由来し、金属部分に水の流れを表す彫り込みがなされており、かつ、本体下部は水を象徴するネイビーブルーにより構成される限定品」だという触れ込みの品物だったのです。この蘊蓄を読んだときに、矢も盾もたまらず、一番安いサイトを必死で探し出してポチってしまったのでした。昭和の男子中学生が、エロ本を本屋で買うことができないので止むに止まれず万引きしてしまったという感じでしょうか?

 自分の購買行動を思い返してみるに、蘊蓄と限定品で購買意欲を煽るというマーケティングにまんまと乗せられています。これは今に始まったことではなく、今までにこの手の手法でそれほど大したことのないモノをさんざん買わされてきています。服とか、電子機器とか、登山道具とか、自転車道具とか、日用品とか・・・。

 私のようなカタログ世代の中期高齢者から金をふんだくるには、この手の罪のない蘊蓄をたれておけば良いということになりますね。あー、最近やたら「日本製」であることを謳い文句にする商品が多いですが、この類だったのかあ。


ウォーターマンのメトロポリタン
書き心地は・・・まあ普通にボールペンです。


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