2015年12月23日水曜日

クリスマス休日はパンターニの映画を観た

風邪をひいて寝込んだり、マンションの管理組合の会合があったり、気温が低くて、全くやる気が起こらなかったりで、12月になってから、一度も自転車に乗っていない。そのため、ブログもさぼり気味。本日(12月23日)は、クリスマスの前々日なので休日なのかどうか知らないが、国民の休日だということで、とりあえず会社には行かない。そろそろ自転車に乗らなきゃなあと思いながらも、寒いので乗る気がおこらず、とりあえず、モチベーションの維持のために「パンターニ:海賊と呼ばれたサイクリスト」という映画を観るべく、昼前に新宿に出かけた。この時期は例年家に篭っていたので、街に出かけるのは物凄く久しぶりである。クリスマスのセックスシーズンなので、電車も駅もカップルでいっぱいかと思っていたが、カップルの数は少なくて、電車も駅のトイレもジジイで混雑している。孤独と無柳をかこつ老人がクリスマスソングに浮かれて、わらわらと湧いて出てきた感じで、なんかとっても抹香臭いというか、ノネナール臭い。まあ、私もその一人なのだけど、まあ、なんというかそんな感じですな。
で、映画は12時からの上映なので、11時40分位にシネマカリテという映画館に行ったら、なんとか席が取れて、映画を観ることができた。結構人気があるみたい。来ている人は、いかにも自転車に乗ってますという体型の人は少なくて、40代で自転車より話している時間のほうが長いです、という感じの方々が多い。なので、体脂肪率はわりかし高めな感じ。
映画のほうは、パンターニが才能を開花させて絶頂期を迎えるのと、ドーピング疑惑で不幸な結末を迎えることを対比するように進行する。ダンシングを多用して重めのギヤで坂を登るパンターニは切なくも美しいが、その人生の結末も切なくて悲しい。映画の終わりのほうでは、パンターニのドーピングと疑惑について、何人かの証言や意見が写し出されるが、本人がもういないし、真相は藪のなかだ。ランス アームストロングが、嫌味な次世代の王者という感じで出てくるが、そういえば、ランス アームストロングもドーピングで人生を棒に振った選手だし、ドーピングと競技スポーツとの関係は、単に勝負だけでなく、ビジネスや利権などが複雑に絡み合っているので、一筋縄では解決できないだろう。選手や関係者が全員ウイギンスのようにドーピングを毛嫌いしてくれるのであれば、いいのであろうが。というわけで、観たあとはちょっとなんとなく考えさせられる映画ではあります。自転車や自転車レースが好きな人にはオススメできるけど、興味のない人にはあまりオススメできない感じは、ちょっとします。
そういえば、映画の中の自転車は、丸ハンでフレームもクランクも細身でスプロケも小さくて、なんかカッコよかった。貧脚の私が真似をしたら、直ぐにばてて、脚が攣って動けなくなりそうですが…

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