2013年2月24日日曜日

雷に痺れる

昨日のマンションの打ち合わせが終わり、気分さっぱりしたところでテレビを点けたところ、NHKのBSで雷の番組を放送していた。オーストラリアの落雷の多発地帯でハイスピードカメラを使って落雷の様子を撮影したもので、激しく面白かった。夏になると今住んでいるマンションから埼玉方面で発生する落雷が良く見えるので、おもしろがって眺めていたが、ハイスピードカメラで落雷を撮影すると、肉眼では一瞬の稲光にしか見えない落雷が実はステップトリーダー、ストリーム、ダートリーダ、ストリームなどの幾つかのステップで発生してことが明白に解る。また、正極落雷と負極落雷の違いなども解説してくれたので、私のような素人にも雷のシステムがおぼろげながら理解できた。なにより雷が美しい。高校生の頃、真冬の夜に「801LIVE」というLP(ブライアン・イーノやフィル・マンザネラ等が参加)を聞いていたら突然落雷があり、部屋のなかが一瞬紫色になったことがある。801LIVEのLPジャケットは紫色であったため、その瞬間、自分がジャケットの中に取り込まれたような感覚を覚え、非常にハイになってしまった記憶がある。そんな事を思い出したりして、目下、雷がマイブームとなってしまった。

そのため、本日は、ネットで雷に関する知識や情報を仕入れたり(雷好きの人って結構いたりする)、アマゾンで書籍を購入したり、我が家の家紋を雷瓢箪(イカズチヒョウタン/そんなのあるのか?)にすること決定したりしているうちに、国立博物館のミュージアムショップで尾形光琳の「雷神・風神」を海洋堂のタケヤ工房がフィギアにしたものを売っている事を知る。雷の発生には上昇気流が不可欠で雷神と風神の組み合わせは事理明白であり、さすがは尾形光琳である。そんな事を知ったら当然欲しくなる訳であるが、久しぶりに頭を使ったため、眠くなって寝てしまう。で、目が覚めると16時過ぎ。急いで上野に出かけ国立博物館を目指すも、17時で閉館になってしまっていた。うー、アホである。なぜ昼寝などしてしまったのだろう。雷神と風神のフィギアを我が家の守り神にしようと思っていたのに・・・。おまけに、女房様からはミュージアムショップで売っている国芳の「にゃんかいどう53疋」をプリントされた手ぬぐいを買ってくるように拝命たて奉っていたのに・・。
そのまま手ぶらで帰るのもなんなので、帰りに伊勢丹の地下に寄り、清水の舞台から飛び降りる感じでピエール・マルコリーニの一個630円もするエクレアを2種類買って帰る。エクレアの値段が一個630円というのは、我が家の経済観念では恐ろしく高額な買い物となる。大体、私はエクレアなんてコンビニで売っている奴しか食べたことがない。で、晩飯のあと、恐る恐るエクレアを4等分し、食べてみる。チョコレートの部分は美味い、が、シューの部分はほとんど味が無く、なんかパサついている。朝に作ったものが店晒しになっている間に乾燥してしまい香りとかも飛んでしまったのだろうか?チョコレートの部分だけを150円位で売ってくれたら、我が家でもなんとか買えるかもしれない。という事で、分不相応な事を貧乏人が挑戦しても碌な事にならないようで・・。

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