2014年10月27日月曜日

赤瀬川原平があ・・

10月27日の新聞で、赤瀬川原平氏が亡くなった事を知った。氏が執筆された「純文学の素」という本は、多分、私の人生で一番繰り返して読んだ本で、多分、私の性格形成に一番影響を与えた本だと思う。「純文学の素」は元々セルフ出版の「ウイークエンドスーパー」という雑誌に「自宅でできるルポ」というタイトルで連載されていたエッセーで、私が読んでいたのは単行本になってから。いまでも白夜書房版が本棚の中にある(はず)。赤瀬川氏はこのエッセーを執筆される前は前衛芸術家で、執筆中に芥川作家になり、その後、トマソンの開祖になり、中古カメラ→ステレオカメラ作家になり、利休や新解さんの謎に迫り、老人力を発揮して、亡くなってしまった。世の中のしみじみと面白い事は、みんな氏が発見して世に知らしめたのだ。ああ、なんだか面白い事の世界がちょっと遠くに行ってしまった感じだなあ。ご冥福をお祈り申し上げます。
そういえば、東京駅のKITTEというビルにある東大の博物館には、まだ、零円札が展示されているのだろうか・・?
そういえば、ジャックブルースも赤瀬川氏と同じ日に亡くなったらしい・・・

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