2023年1月28日土曜日

コブ取りジジイは忌野清志郎がマイブーム(今回のは長文だぜ、Baby)

  7〜8年ぐらい前に、私のおでこにコブのような膨らみができました。それがかなり大きくなり、コブの表面の皮膚がモウはち切れんばかりにツヤツヤに赤光りしてかなりグロな感じになってしまいました。なので面倒だなと思いながらも形成外科で除去手術をしてきました。まさにコブ取りじいさんですね。コブの原因は脂肪腫というヤツで、30年ほど前にも手術して摘出したのですが、また再発したようです。

 おでこには縫った傷口があるのでしばらくは自転車に乗ったりローラーを漕いだりする事ができません。このところ細々とおざなりにローラーを漕いではいたのですが、ワールドカップで生活のパターンが狂ってしまい1週間ほどサボったら、FTPが150Wぐらいまで下がってしまいました。その後、ローラーをやってもFTPは回復せずで、もう自転車のトレーニングとかに嫌気がさしてきたところだったので、僥倖とはこの事とばかりに堂々とサボる事にしました。今後どのくらいFTPが低下するのか本人としてはちょっと恐ろしい感じがしますが、まあ、貧脚なのは今に始まったことではないので今更嘆くようなことでもありますまい。以前もFTPが低下したことがあったのですが、トレーニングをしているうちに回復しました。でも、今回のはちょっと重症な感じ。年齢的に低下していく体力に逆らって体力の向上をさせるというのがキツくなってきているので、このままゴロゴロと坂を下ってしまい、自転車はヤメということになってしまうかもしれません。実際に歳をとってみると思ってもみなかった事態に遭遇するので、いやはやなんともはや・・・。

 で、今更自分の高齢化を嘆いてみてもしょうがないのですが、暇なのでネットを彷徨っていたら、忌野清志郎が「高齢化社会」という名曲を歌っていました。バックはなんとMG`s。清志郎の歌い方はひねくれて底意地の悪いジジイの感じをよく表現しています。この曲を作ったときの清志郎の年齢は41才。ジジイに批判的だったのか同情的だったのか歌詞からはわかりませんが、いやあ、名曲です。


ジジイな曲だけでなく、若々しいロックンロールの初源的な曲(お前のまたぐら)もやっています。


総理大臣の不甲斐なさも歌ってもいます。


 宗教のことも歌っています。この曲の当時だと幸福の科学のことかな?統一教会にも通じるものがありますね。


 君が代も演っています。この曲のせいでポリドールはアルバムを自主的に販売中止にしたそうですが、担当者はジミヘンがスタースパングドバナーを演奏しながらギターを壊していたこととか知らないのかな?たしかジミヘンの日本盤はポリドールから販売されていたような気がするのですが・・・むーす、むーす、むす、むす、むす


 この曲(トルエン)は、甘酸っぱい青春の歌かな?清志郎のリードギターがものすごくカッコいい。ビニール袋がとろけてる、とろんとろんー、おえー。


 この曲(ひとつだけ)は矢野顕子の曲だけど、清志郎が歌うとまるで自分の曲みたいになってしまう。清志郎って本当に歌が上手い。ハーモニカも良い。なんでも自分の曲にしてしまうところはまるでジェームスブラウンみたい。矢野顕子の歌がまた良い。すごい名曲。ああ、それにしても、なんとも切ないです。


 RCサクセションは私が高校生のころに「雨上がりの夜空に」でブレークしました。私はFM放送でRCの曲をテープに録音して何度も聴いていました。あの頃のRCは本当に凄かったです。まあ、その後の梅津和時とかがホーンで参加した頃も良いのですが。


 しかしながら、その後、RCサクセションというバンドとしての活動が曖昧になってきた頃(レイザーヘッドを出した頃?)から聴かなくなってしまい、その後の清志郎の活動のことはよく知らないまま、私は還暦になってしまい、清志郎はもういません。今更湿っぽいことを言う気はありませんが、RC後の清志郎の音楽もちゃんと聴いておけばよかったなあと思うしだいです。

 それにしてもこの映像、最後の部分に「明日は・・・・イエローマジックオーケストラ」というテロップが流れます。その当時に出てきた日本のニューウェーブバンドの特集だったようです。なぜRCサクセションがニューウェーブなんだという疑問はさておき、他にもその頃デビューしたP-Modelとかアナーキーとかヒカシューとか「「東京ワッショイ」を出した遠藤賢司とかも放送されてたのではないかと思います。

 あああ、昭和は遠くになりにけりです。

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