2024年も終わりを迎えるにあたり 、今年の5月から継続していた GrowtacのEqual ブレーキのメンテナンスも千辛万苦を乗り越え、ここに終焉を迎えることができましたのでご報告させていただきます。
などと田舎の公民館の完成式典で政治家がもったいぶって式辞を述べているような事を書いてますが、要はEqual ブレーキをバラせるだけバラして、拭き拭きして元に戻したというだけの事です。Growtacがわかりやすいマニュアルや分解過程の動画を公開しているので、普通の人であれば割と簡単にできるのではないかと思います。が、不器用な爺である私の場合は、5月にやった時には、30Tのネジを外すことができなくて中途半端だったのですが、12月6日にポジティーボでネジを緩めてもらって、今回はなんとか完バラできたという次第です。
Equal ブレーキって、万力で挟んで固定しにくい形状をしている上に、外したいネジは舐めやすそうなステンレスの30Tのネジが40Nで締め込んであります。もうちょっと扱いやすいネジにしてもらいたいものです。で、永井さんがどうやったかというと、臨時の治具にブレーキを着けて、それを万力に固定してからネジを回すことで一発で外してしまいました。流石です。ネジがガキっと回った時のしてやったりという感じの永井さんの表情が可愛いかったです。
で、30Tのネジ以外の注意点としては、パッド調整ネジに内蔵されるバネの扱いです。内側パッド調整ネジのバネについては前回に学習していたので、失くさないように回収して細いタイラップで抑えながらネジを回すことで、それほど苦労せずに元に戻すことができました。
その後、何も考えずに外側パッド調整ネジのほうも分解していたら、ビヨーンという感じで、2個のバネが飛び出しました。ゲー、こっちにもバネが埋め込んであるのかあと気がつきましたが、もう後の祭りです。なんとかバネを探し出して、外側パッド調整ネジを組み立てようとしました。が、この飛び出した2つのバネをネジの端ある穴に入れて飛び出さないようにネジを回さないといけないので、ものすごく難しいです。バネをタイラップで固定したり、針金を巻いたり、指で押し込んだりしたのですが、なかなか上手くいきません。バネが一個だったら割と簡単なんですが・・・。
結局1時間半ほどかけて、いろいろ格闘したり諦めて窓の外を眺めたりして、最終的にタイラップを巻いてその位置を調整して指で抑えて何とかバネを押さえてみたら、奇跡的にネジが回せて何とかバネが収まりました。その後、タイラップを切断することで外側パッド調整ネジを組み立てる事ができました。ううう、もう二度とやりたくありません。なので、もう一個のブレーキのほうはネジを完全にバラさずにバネが顔をだすところまで緩めてフキフキ&グリスアップという感じに妥協しちゃいました。
Equal ブレーキの外側パッド調整ネジ このバネを収めるのに1時間半もかかっちゃいました。 |
あと、スイングアームを取り付ける際のカムシャフトの方向も注意が必要です。スイングアームの取り付けは、リターンスプリングを押さえながらはめ込んでネジで固定するのですが、その際に安易に取り付けるとカムシャフトがあらぬ方向に回ってしまい、ピストンが押せなくなってしまう事があります。カムシャフトが回らないように押さえながらスイングアームを固定することが必要でした。
組み立て終わったEqual ブレーキ 外は暗くなりかかってます。 |
そんな感じでバラして、拭き拭きして、組み立てたブレーキにパッドを入れて、フレームに組み付けて調整して完了しました・・・はずなんですが、どうなんでしょう?Equal ブレーキ分解&組み立ての作業は押さえつける動作が多かったので、指先が強烈に痛くなっちゃいました。なので、しばらくはブレーキに触りたくありません。
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