で、あれほど欲しかったCanyonのトルクレンチであるが、Canyon Pure Cycling Torque Wrenchと言う奴で、値段は1,489円也。ビットも主要な5種類(3,4,5,6,25t)が付いてくる。1500円より安いトルクレンチとはどんな奴だろうと興味津々であったが、到着したものを見てみると、普通の六角レンチのようなものに把手が付いていて、それに針が付いている。一方、ビットと直結している軸の部分にトルクの目盛りが書いてあるオレンジ色のゲージが付いていて、ボルトを締め込むことで把手の部分とビットが着いている部分が捩れると針が動くという構造であった。つまり、六角レンチの素材の捻れをもってしてトルクに換算しているという、もの凄く原始的なものであった。ゲージには12Nまで目盛りが振られているが、このレンチで12Nまで締め込む事はかなり無理がありそう。目盛りが大雑把なので締め込む力のばらつきがかなり大きい感じ。計測値はあくまで目安ですな。温度とかで金属の固さは変わるんじゃない、とか、このレンチをつかっているうちに軸が捩じれてしまったらどうなんのよ、とか突っ込みたい事はつきないが、ハンドル周りとかサドル周りとかの正確なトルク数は必要ない部分(カーボンが破談しなければOKという部分)には、この程度のトルク管理で十分なのでしょう。このレンチで5Nまで締め込んだボルトを、以前バーゲンで980円で購入した5N固定のシグナル式トルクレンチで更に締めてみたところ、もう少し締め込んだところでカチンと音が鳴った。キャニオンのトルクレンチと980円のトルクレンチのどちらが正確なのか分らないが、何となく、 正確さは980円のほうに分がありそう。ただキャニオンのほうは構造が簡単で重量もそれなりに軽いしビットの交換もできるので、 自転車で出かける時もどうしてもトルク管理が気になるのであれば、サイクリングジャージのポケットに入れて持ち運ぶ事も可能であると思われる。
キャニオンのトルクレンチ ご覧の通りトルクの計測は軸の捻れによるもの 計測値は激しく見難い |
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