2011年7月19日火曜日

男のしお吹き

 今年の夏も、夏というだけあって、気温が高い。気温の高い中で自転車に乗っていると、汗を一杯かくことになる。その汗の一部はウェアに吸い込まれることになり、その汗のうち水分は気体となって空気中に蒸散するが、塩分は固形分となってウェアに留まることになる。留まる塩分の量が多くなると塩分が析出し、肉眼で確認できるようになってしまう。と、何故クドクド書いているのか、自分でも解らないが、要は夏場に自転車に乗ると、塩を吹くということである。私は黒いパンツを穿いているので、ケツといわず股といわず塩が吹き捲くりである。股間なんて、都昆布のようになっている。 
 で、汗をかくのは股間ばかりではなく、脚も同様である。この前(先々週かな?)、和田峠と大垂水峠から帰ってきた時には、ふくらはぎのすね毛の先に塩の結晶が析出しており、大自然の造形の妙に感動してしまった。おととい、自転車に乗った時も熱くて大量に汗をかいたが、すね毛の先に塩の結晶が析出するような芸術的な塩の状態にはならず、全体に粉ふいてますという感じであった。してみると、あの芸術は気温や湿度や気流の速度などの条件が、たまたま揃った時にできる大自然の綾が私のすね毛の先に結晶になって現れたのであろう。そんなことなら、回収してトマトにでもかけて食べてみてもよかったなあ。

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