2015年3月15日日曜日

自転車での距離は短いけど、歩いた距離は長い

この前、サイクルベース名無しの記事で風呂敷をサドルバックのように使うという記事を見つけた。結び方さえわかればバンダナでもできそうであるが、不器用で折り紙も苦手な私にはその結び方がわからない。そういえば、女房様は昔ワインや日本酒の瓶を風呂敷で包んで喜んでいたことを思い出し、昨晩、「あの〜、もしお分りになれば風呂敷で自転車のサドルに荷物つをくくりつける方法をご解析願えないでしょうか?」と、恐る恐るお願いしてみた。なにやら好奇心を刺激されたらしく、自転車のところで風呂敷の結び方の解析を始められた。で、それらしい風呂敷の包み方は2種類が考えられるとのことで、とりあえず明日風呂敷でツールケース包んで自転車で試してみよ、とのことになった。で、今日(3月15日)は寝坊してしまい、目が覚めたのは9時近く。後から起きてきた女房様がさらに風呂敷の包み方を改良したいとのことで、その包み方を変えてみたり、ツールケースを風呂敷で包んでみたり、ウンコをしたりで自転車で家を出たのは11時30分を過ぎていた(風呂敷のほうは別エントリーで)。オーバーホールが終わって気持ち良く走るようになった自転車を楽しみながら矢野口まで走る。軽快なチェーンの音とか、ワイヤーのアウターがフレームに擦れてキューキューいうところとか、エラクルが新車の頃を思い出す。駆動系は新車同様だけど、フレームのほうは特にチェーンステーが私の乗り方が悪いせいで傷だらけなところが惜しい感じ。矢野口で肉まんを食べたあと、ジャイアンツ坂を目指して走り出したが、信号でクリートを外そうとした時に「ペキン」と嫌な音がして、ペダルにクリートが留まらなくなってしまった。靴を脱いでクリートを確認すると、予想どうり金具が割れていた。ゲー、またですかあ。私は結構、スピードプレイのクリートの金具を割るのが上手い。割り方のコツは足を捻って外す際に水平方向ではなく斜め上に蹴り上げるような感じで外すと良く割れる。その際には力が上方向に逃げる下死点より、力が上方向に逃げられない上死点のほうがよりベターである。まあ、よりベターであるのはいいが、私はペダリングが下手なので、この状態だと足がユルユルと動いてカカトの位置が定まらず、ペダリングしにくいばかりでなく、カカトがチェーンステーにぶつかってフレームに傷をつけてしまう。でも、登りだと回転が遅く、踏む力のほうが支配的だと思い、とりあえず、ジャイアンツ坂を5回登ってみる。登れないこともないが、やはり変な感じなので、今日の自転車はこれで終わりにして、帰宅してしまう。テストした距離はものすごく短いけど、とりあえず、風呂敷でサドルに固定したツールケースはしっかり固定されていた。
帰宅後は昨日の残り湯を沸かして風呂に入って、その後風呂場を洗い、洗濯をしてから、シャンプーの香りを颯爽と振りまきながら電車に乗ってクリートを買いに出かける。たぶん電車の中の女性たちは「いやーん、あのちょいワルな方、フケ取りシャンプーの香りが素敵だわ。もう、どうにでもして〜。」と思ったことであろう。私は結構疲れていたので、「ボニータ、悪いが俺は風呂場洗いと洗濯で疲れているので、今日のところは勘弁してくれ。」などと想定回答を準備したのであるが、やまとなでしこは奥ゆかしいようで、特に女性たちからの提案はなかった。想定回答は次回まで取っておくことにしたところで、新宿のYsロード部品館に到着した。が、スピードプレイZeroのクリートは見当たらない。店員に聞いたところ、店頭になければ在庫切れだとのこと。他の店舗ではどうかと聞くとわからないという。なので、道を挟んだほうのYsロードなんとか館のほうに行ってみたが、部品館に行ってくれとのこと。たぶん、Ysでは他の店舗の在庫情報を入手したり、電話で問い合わせることを禁止しているのであろう。さすが、なかなかのガバナンスである。というか、どうも私はYsと相性が悪い。で、しょうがなく副都心線で明治神宮前(だっけ?)まで行き、なるしまに行くべく若者でごった返す原宿を歩く。が、なるしま方面へ行くつもりがキラー通りを逆方向に歩いてしまい、なんとなく千駄ヶ谷っぽいところから、またぞろキラー通りを引き返す。もうヘトヘトである。で、なるしまにはクリートがあったので購入し、歩きつかれた勢いで安売りされていたスペシャライズドの靴も買ってしまう。買った靴はBOAのダイヤルが2つ付いている奴。持ってみると軽い。リムの軽量化は2倍の効果があるとのことであるから、ペダルの外周部の靴の軽量化も効果が高いにちがいないという根拠のない思い込みに、歩きつかれた理性が負けてしまった。で、帰宅してから靴を観察してみると、軽量化のためか靴内部のクッションとかは殆どない。靴底のカーボン部分も必要最小限の面積しかない。なるほどいろいろと工夫されている。が、中敷に貼られたシールがべったりとくっついて剥がれないのはマイナスである。スペシャライズドが自転車業界のパタゴニアを目指すのであれば、この辺りにも気を配ったほうが良いのではないだろうか?

本日購入したスペシャライズドの靴。箱を店舗で捨ててもらったので、モデル名がわからない。

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