2015年7月24日金曜日

日本人も爆買い

実は私は50歳を過ぎるまで、半袖のワイシャツを着た事がなかった。私が子供の頃は半袖のワイシャツは「香港シャツ」と呼ばれて、野暮な服の筆頭とされていた。というか、そのように死んだ親父にいわれて育ったので、それが刷り込まれてしまった。でも、もういい歳になり、こだわりとかやせ我慢とかはどうでも良くなり、快適さ優先するようになった。そんな感じでこの前通勤で半袖のワイシャツを着てから、夏場に長袖のシャツを着るなんて考えられなくなってしまった(でも、どんな半袖のワイシャツもかっこいいとは思えない)。その流れで本日(7月24日)は、退社後にノコノコと銀座方面へ半袖シャツを買いに出かけた。この時期なので、バーゲン品以外には眼中にない。始めにバーニーズで目星をつけてから、3軒ほど別の店を回り、やっぱり戻って意中のバーゲン品を買った。どうでもいいけど売れ残りのバーゲン品を買うにしては、えらい念の入れようである。自転車関係や水木しげる関係だと、安く買う事はあまり考えず、ホイホイと買ってしまうのに。で、バーニーズのレジを待っていると、中国人の観光客みたいなオッサンが、シャツやらジャケットやらパンツやらを爆買いしている。どうみても結構な金額だと思う。こんなところでも爆買いかあと思っていたら、なんとこのオッサンは日本人であった。うーん、こんなにバブリーな人を見るのは久しぶりだなあ、クレジットカードは黒いやつだったし。でも、こんな田舎の中華料理屋のオヤジみたいなオッサンに買い漁られるとは、デザイナーは考えてなかったろうなあ。「あんた、どうみても似合わんから、無理せんと無駄に銭つかうのやめとき。」などとお節介な事も言いたくなるが、まあ、それ言ったら私がバーゲン品を厳選して購入するのも同じこと。一時期の亀井静香とか渡辺喜美みたいに、若造りのための高い服を着て、なんだかとっても滑稽で醜悪になってしまうのも、かわいいといえばかわいい。多分、あのオッサンの回りにいる若い女の子達の間では「また、似合わん服を買ったみたい」とネタになっていることだろう。使う金額こそ違え、私もおなじようにネタにされていることだろう。あ、私の回りは見事にオバハンしかいないけど…

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