2023年12月3日日曜日

自転車乗りなら萬盛堂の団子で補給しよう

 いえーい、貧脚のみんな、いくら頑張ってもFTPが向上しないみんな、今日も効果のないローラートレーニングをやって無駄で高価なサプリメントで栄養補給してるか〜い?トレーニングのあとにプロテインをがぶ飲みして下痢してパンツを汚してないか〜い?

 どうもです。団子評論家のiBojiです。日本人には南蛮渡来の栄養食品は合いません。あんなもの、もとを正せば余剰の食品原料です。怪しげで曖昧な効果を謳って高値で売り抜けるためのものであって、ろくなもんじゃありません。

 じゃあ、何が合っているかといえば、それは団子です。団子。大事なことじゃないけど何度も言いますが、団子です。団子。江戸時代の人たちは、峠を登る前とか吉原に行く前とか、ここぞという時には茶店で団子を食べていたのです。日本人選手が団子で栄養補給をすれば、グランツールだろうが世界選手権だろうが優勝しまくりになります。ああ、なぜユキヤ・アラシロは団子を補給食にしないのでしょうか?

 まあ、本当に江戸時代の人たちが吉原に行く前に団子を食べていたのか定かではありませんが、私は団子が好きです。とくにみたらしが好物です。好物だというだけあって好みがあって団子にはうるさいです。

 私が好きな団子は、ちゃんとした餅で、ちゃんと焼いてあり、甘さ控えめというやつです。昨今のみたらし団子は、羽二重餅の出来損ないみたいなグニャグニャな餅で、焼いてなくて、甘っとろい餡がかけてあるのばかりです。渋谷とかの浮ついたところのデパートに入っている和菓子屋とかは、ほとんどがこのタイプです。思いっきりクソまずいくせに一本280円とかします。なんか値段のほとんどがテナント料と包装代という感じです。おまけにこの手の店の店員は客を見下したような態度の輩が多くて行くたびにムカつきます。私が爺だと思ってバカにしているのでしょうか?そもそも客商売とは・・・・ああ、すいません、年寄りの繰り言になってしましまいました。

 で、この文章で書きたかったことは、高尾駅前交差点近くの「萬盛堂」の団子が激しく美味くてサービスも良かったということです。このお店は大垂水を下って高尾山口をちょっと過ぎたところにあります。一度は行こうと思っていたのですが、大垂水から下って休憩するときは高尾山口のコンビニで休んでしまうので、つい「次回にしよう」と通過してしまいがちだったり、意を決して行こうと思った時にには登山帰りの老人が群がっていたり、そもそもあまり美味そうな店構えには思えなくてなんとなく敬遠したりで、10年以上経ってしまいました。が、12月2日のサイクリングの帰りに意を決して食べてみることにしたのです。

 萬盛堂の店先にはベンチが置いてあって、店先で食べることができるようになっていました。なので店先で食べさせてもらうことにして、ショーケースを物色。和菓子屋なので、いろいろな和菓子があったようですが、私は団子しか目に入らずで、焼き団子(みたらし)とあべかわ団子(きなこ)を注文しました。お値段は1本100円。おおお、なんかものすごく適正価格です。

 店先で食べるというと、買った団子をちゃんと皿に載せて出してくれました。さらに、みたらしときなこが混ざらないようにちゃんとビニールシートで養生してくています。素晴らしい気遣いです。団子といえばお茶なので、缶入りのお茶を買おうとしたら、お茶をサービスしますとの申し出がありました。うおお、激しく感激です。もう死んでもいいと思いましたが、ここで死んでは団子が食べられないので我慢しました。団子を食べてみると、ちゃんとした餅で、ちゃんと焼いてあり、みたらしは甘さ控えめです。私の理想の団子です。あべかわにはきなこがふんだんにかかっていてゴージャスです。あああああ、感激です。もう死んでもいいのですが、お茶を飲んで一服してからという事にしました。で、出てきたお茶が、熱めで濃いめで渋めの煎茶で、峠からの下りで冷え切った身体に染み渡りました。ううううう、すごい、解ってらっしゃる、という感じです。これでもう思い残すことはありません。ですが、ここで死んでしまってはもう二度と団子とお茶を楽しむ事ができなくなってしまうので、今日のところは止めておきました。

 さらなる感激ポイントとしては、店頭に「ロードバイク用の空気入れあります」という張り紙があることです。ロードバイクと但し書きがあるのが、また嬉しい。

 久しぶりに感激することがあったので、錯乱気味で長い文章になってしまいました。大垂水を登り降りする自転車乗りの方々にぜひ行っていただきたい和菓子屋さんでした。

萬盛堂のみたらし団子、きなこ団子、および、お茶
なんか不味そうに写っちゃいましたが本当は美味いです。
歪んだ筒みたいなのは湯呑みです。
写真が下手ですんません。

店頭の張り紙





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