2023年6月25日日曜日

Beats Studio Buds+に飛びついたけど・・・

  勤め先が移転する事になりました。移転先は、時代遅れになって賃借料が暴落してしまい、寂れ果てて口にするのも恥ずかしいような安っぽい湾外オフィス地帯だそうで、どうでもいいけど引っ越しが面倒くさいです。で、引っ越しの荷物は、運送屋が運ぶのですが、荷物を段ボールに詰めたり所定の場所に運んだり運び込んだのを他の場所に移したりそれを元の場所にもどしたりといった作業をしなければならず、作業が終わって帰宅したら予想通り腰が痛くなってしまいました。

 そんな感じで、この週末は自転車に乗れずで、ちょっと前に購入したBeats Studio Buds+というBluetoothのイヤホンをいじって過ごしました。購入した動機は、筐体が昔のiMacのようなトランスルーセントなものだったからです。で、使い始めて10日にも満たないのですが、とりあえず使ってみた感想を以下に記します。

・外観は思ったよりチャチい。
・LEDランプはケースに一つあるのみで、イヤホン本体は光らない。ので、地味。
・設定するためのアプリはなく、iOSのBluetooth設定のところで行う。
・音質(イコライジング)の調整はできない。
・イヤホン本体にあるボタンに割り当てられる機能が貧弱。
・ケースに本体をつける磁石が思いのほか強く、取り落としそうになる事がある。
・ケースは立てて使えない。
・低音に締まりがない。
・高音はザラついている。

 およよ、批判ばっかになっちゃいましたあ。気に入って無い感アリアリですな。まあ、すでにモスキートノイズが聴こえない高齢者の感想ですので、信憑性は非常に低いということでご了解ください。

 一般的にBeatsのヘッドホンやイヤホンは低音がやたら強くてヒップホップ向きの音質だと言われますが、このイヤホンはそれほど強く低音が出るという感じではありません。ただ低音がなんだかボヨボヨしてだらしないような感じです。一方、ボーカルの高音は裏で金属的な反響が鳴っているような感じがして、やもすると、アレサ・フランクリンの高音のシャウトがダイアナ・ロスに聴こえてしまうような感じがあります。この辺りの違和感は、聴き続ければ解消されるのでしょうか?低音のだらしなさは我慢できますが、高音のほうは何とかならないかなあ?

 あまり調べもせずに販売直後にポチったもう一つの理由に、このイヤホンは空間オーディオ(Dolby Atmos)対応だという事があります。で、空間オーディオになっているピンク・フロイドの「狂気」をアルバムごとダウンロードして聴いてみました・・うーん、なんというか、音の前後もわかると言われれば、そんな感じがしなくもありませんが、私の場合はそう言われなければわからないと思います。他になんとなく空間オーディオの効きがよさそうな、ビートルズの「トゥモローネバーノウズ」とか、レディーガガの曲や、日本の新しい曲なんかも聴いたのですが、音が前後左右に飛び交って思わずのけぞってしまうような感じにはなりませんでした。あ、なんかレゲエの曲で頭の後ろでマシンガンの音が左右に行き交ったように感じた時があったのですが、曲名を失念してしまいました。まあ、期待せずに聴いていたら、たまに思いもしない音の定位に感動する事もあるかもしれません。何だかんだ言って、私は、ビーチボーイズの「ペットサウンド」の空間オーディオ版をダウンロードしてしまいました。

 そういえば、昔はアップルミュージックに置いてなかったキングクリムゾンのアルバムがある事を発見して、思わず全アルバムをダウンロードしちゃいました。「レッド」とか一度聴いたらもう二度と聴かないとは思いますが・・・あああ、また、懐メロの話になってしまった・・・

ジジイに酷評されちゃったBeats Studio Buds+
使っているうちに慣れて欠点が気にならなくなれば良いのですが・・



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