大体一年ほど乗ったファクターの自転車ですが、立ち漕ぎをしたりするとBB近辺からギシギシ音がするようになりました。前に乗っていた(今だにZWIFT用に使っていますが)カレラのフレームはBBがBSAだったせいか、この手の問題はなかったのですが、ファクターのフレームははBBがBBrightという圧入式の奴なので、ギシギシ音が発生しちゃったようです。このギシギシ音の対策としては、BBを外して再グリスアップとかBBのベアリング交換などがあるようです。何しろ初めてのことなので、とりあえずBBを外してベアリングを交換してねっちょりと再グリスアップのフルコースに挑戦する事にしました。
BB用工具をアリエクで発注したら思いのほか早く到着してしまい、何となく昨日(8月24日)の21時過ぎから作業を開始してしまいました。クランクを外してみると、シャフトの左部分(ベアリングと接するところ)にサビが出ていました。およよ、ゴリゴリ感はなかったけどなあ・・・。
BBからクランクを抜いたところ シャフトにうっすらとサビがついてます。 |
で、次はいよいよ新規購入したBB用工具を使ってBBを外すわけですが、私の自転車についているROTORのBBright用のBBは右側と左側をネジ込んで固定する方式なので、外す時は右側の部品をBSA用のレンチで回せば外れてしまいます。左側も手で引っ張れば外れてしまいました。ということは、入れる時も手で入れられるという事で、なんかBB用工具は無くても全然大丈夫な感じです。そんな感じでBBを外しました。思ったよりBBを入れる部分は仕上げが雑な感じで肩透かしをくらった感じです。
BB取り付け部 このフレームのは初めて見ました。 なんと言うか、まあ穴ですな。 |
次はベアリングをBBから外すのですが、ここではBB用工具を使って簡単に外す事ができました。おお、なんか気持ちいい。外したベアリングを見てみるとEnduroの6806LLBという鋼球のベアリングです。左側のベアリングは、なんかウンコ状のものがこびりついてバッチくなっちゃってます。ベアリングのシールを外してみると、右側は青いグリスが綺麗に入っていますが、左側はサビでウンコ状になってます。うーん、ギシギシ音の原因はこれかな?
外したベアリング 思ったより簡単にシールが剥がせました。 左側のベアリングはサビでウンコ状になったグリスでドロドロです。 |
で、ベアリングを新品のNTNの6806LLUという奴に交換しました。LLUのほうが回転は渋いのですが防水性が高いそうです。そしてグリスでベタベタにしたBBの左側をBB用工具で圧入し、右側を捩じ込んでBBの取り付けは終了です。無理にBB用工具を使わなくても良いのですが、まあ、せっかく買ったんだし最初だけでも使わせてください。その後はBBにクランクを入れてネジを規定トルクで固定すれば完了です。終わった時間は12時を過ぎていました。あと、ディレイラーの調整とか電池を入れてパワーメーターの動作確認、実際に漕いで異音がしないかの確認という作業が残っているのですが、もう、疲れて吐きそうです。なので、この日はこれで終了。残りは明日にしました。
そんな感じで、8月24日はなるべく早く起きて続きをやるはずだったのですが、前日の疲れもあり、やり慣れない作業で指先が痛くなった事もありで、午前は休息にあてて、午後から続きを行いました。
まず、ディレラーをぞんざいに調整してから、クランクのアクセルに内蔵されたパワーメーターにバッテリーを入れてサイコンで動作を確認したところ、ANTでパワーとケイデンスが発信されている事が確認できました。以前のように信号が発信されないことを懸念していたのですが、問題が無くて良かったです。
で、ここから本題ですが、実際に漕いでみてギシギシ音が無くなったかどうかを確認しないといけません。もうすでに午後で気温が上がり外はむんむんムレムレになってます。おまけに北の方には陰気な雨雲が垂れ込めています。なんかちょっと計画とは大幅に異なってしまいますが、今日のところはZwift&ローラーでお茶を濁すことにしました。なので、ワークアウトなしでノロノロと坂を立ち漕ぎしてみたり、ガラにもなくちょっとだけスプリントをしてみたり1時間半ほどローラー上で漕いでみましたが、今のところギシギシ音は抑えられているようです。
とりあえず作業手順は一応確認できたし、ベアリングがそれほど高いものはないことがわかったので、一年に一回ぐらいはBBのベアリングを交換しようかな?とか今のところは思っています。が、面倒くさくなって再度ギシギシ音がするようになるまで放置しちゃいそうな感じがヒシヒシとしたりしますが・・・。
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