2025年5月11日日曜日

やっぱ江戸っ子は下ネタだあ&から丸再登場

  今回の「べらぼう」は、吉原で「居続け」る喜三二が夢から着想を得た黄表紙を書く、ドタバタ下ネタコメディーが前半でした。物凄くくだらない下ネタなんですが、こういうのは非常に良いと思います。ちゃんとオチにつなげて蔦重が人脈を着々と広げている様子を表現しちゃうのは流石です。どうでもいいけど、いねさんが物凄く良い味をだしてました。

 後半は一転してシリアスになって、男娼をしていたから丸を発見して絵師・歌麿としての道を歩ませるという話でした。私は、川で溺れたから丸を鳥山石燕が救って弟子として育てた、ぐらいに考えていましたが、なんと歌麿が男娼をして虚無的で退廃的な前半生を送っていたことしてしまうとは、うーん、すごい発想、流石です。今後の蔦重・歌麿コンビの活躍に期待です。が、歌麿のほうが蔦重より年上に見えてしまうのは、役者の実年齢がそうなので仕方ありませんことですね。まあ、実際に見た目だけじゃ年齢がわかないことなんてよくある事で、柏レイソルの選手だと、実は細谷は小泉より5歳も若いという事があったりします。

 鶴太郎が演じていた鳥山石燕はイメージ通りでものすごく良かったのですが、これでもう出番は無いのかな?なんか鉄拳より出演時間が短かったような感じです。蔦重はその後、天明4年に「通俗画図勢勇談」という絵本で鳥山石燕に絵を描かせているので、また登場の機会があれば良いのですが・・・。

PS. 画本虫撰の序文は鳥山石燕が書いているそうです。

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