今週のべらぼうは、蔦屋重三郎が着々と商売を拡げたり、狂歌と出会って新しい商売のネタを見つけたりしていました。江戸城内では、一橋治済の息子のオットセイが将軍・家治の養子として迎えられ、知保の方が西の丸を追い出されちゃいました。
ところで、大奥の人間関係について、私は「高岳」という大奥の老女が、一橋治済に操られて爪噛み小僧(徳川家基)や白眉毛(松平武元)を毒殺したのかと思っていたのですが、実際というかドラマの筋だと、「大崎」というオットセイの乳母で大奥の女中がやったように仄めかされていました。高岳は田沼意次派で一橋治済には操られておらず、一橋治済が操っていたのは大崎だったのですね。あああ、なるほど、大崎はもともと一橋家でオットセイの乳母みたいな事をしていて、後に大奥御年寄という役職にもありついて牽制を振るうそうで、このドラマでは、ルックスは端正で綺麗だけど毒に詳しくやる事はえげつない、という役柄になっています。この流れだと時期がくれば将軍の家治も一橋治済の関係者に殺されちゃいそうですが、毒に詳しい大崎も絡んでくるのですかね?
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大崎駅には「おうさき」がいます |
史実でも一橋治済は、オットセイをネタに徳川家を影で操っていたようですが、このドラマでは、邪魔者は容赦無く殺して、全部田沼のせいになるようにしくんで、自分は天下の楽を先んじて楽しんじゃうような、徹底的に狡賢しい人物として描かれてます。演じる俳優も適役なんで、やってることは物凄くえげつないのですが、ここまですごいとなんか笑っちゃいますね。
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