2023年4月8日土曜日

スピードプレイは中華で延命

 私の使っているペダルは、改造したスピードプレイです。ある日、ペダルがものすごく良く回る事に気が付きました。シャーと小気味よい音をたてて回るのは良いのですが、これはペダルのグリスが切れてしまっているからです。そういえば、このところグリスの注入を行っていませんでした。なので、とりあえず4月8日に、バラし&組み直しをしてみました。

 このペダルは2年前に興味本位に改造したやつで、シャフトは中華チタン、ベアリングは日本のメーカーの奴とかに換装し、AZのシリコングリスを注入していました。最近はこれに中華スピードプレイ風クリートを組み合わせて使っていたので、オリジナルの部品は本体というかキャンディみたいな部分だけという状況です。なお、ここでいう「中華」とは、アリエクで売っている怪しげなコピー品とか横流し品の事であって、中国メーカーの製品という意味ではありません。

 バラしてみると、本体内にはグリスが想像以上に少ししか残っていませんでした。ペダル本体とシャフトの間にあるOリングは伸び伸びになって全く役に立っていません。中華チタンのシャフトのほうは、ニードルベアリングと接する部分に若干の変色と減りがあります。ここで線接触してベアリングが回転しているので、これは致し方ないのでしょう。グリスが無い状態で回っていたわりには損傷が少ないのはないか、という素人の見立てにより、このシャフトはまだ利用する事としました。私のような貧脚だと、グリス管理さえしっかりやれば一生使えちゃいそうな感じです。新しいモデルだとシマノみたいにベアリングが密閉されていてグリスの注入はいらないそうで、今使っている奴が使えなくなったら新しいタイプに替えたいなあとは思うのですが、自分の歳を考えると新型に替える可能性は限りなく低そうです。

 バラした部品は、ジップロックに入れたグオーキンαという洗剤で揉み洗い&漬け置き洗いしました。グオーキンαは油汚れをもの凄く良く落とすらしいですが、プラスチック表面の細かい傷に入り込んだ汚れやもらい錆までは無理なようです。ベアリングとOリングを新品に交換してから組み立てて、シリコングリスを注入。普通には使えそうになりました。が、なんかあまり自己満には浸れません。ああ、前回と同じ感想ですな。


組み上げた改造スピードプレイ
傷に入り込んだ汚れは取れませんでした。
なんか時間をかけた割に満足感がなくて虚しいです。


 ついでにスピードプレイに関連して、中華スピードプレイ風クリートを 2ヵ月間1800kmほど使ってみた感想を記します。

 当初から感じていた固定が甘くてガタがある感は払しょくできませんでした。ジジイなりに頑張って坂を漕いでいた時に、一度外れた事がありました。漕いでいる時に外れたのはこの時だけです。面白いのは、足を内側にひねっても外れるということです。内側にひねって外すという技は、そうそう使う事はなさそうですが・・・。すぐに外れるので、ビンディングペダルに慣れていない人には良さそうな感じもします。

 スピードプレイは、クリートのCリングがペダルにハマることで靴とペダルが固定されます。なので、Cリングに十分な強度と精度があればしっかりと固定されそう。なので、中華クリートのCリングを純正に替えてローラーを漕いでみたところ・・・おお、ガタつきが無くて純正の固定感です。純正品の横流しか完コピ品がどこかで売っていれば、中華クリートが完璧になるのですが・・・。

 まあ、WahooがCリングを適正価格で販売してくれれば問題はなくなるのですが、Wahoo自体の景気が相当悪そうなのでスピードプレイも今後どうなるかわかりません。今後もスピードプレイを使い続けたかったら、今ある部品の延命策を考えておいてほうがよさそうですね。




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