2023年10月29日日曜日

お腰の弱い方へ。上に乗っけちゃうタイプのメンテナンススタンドはお勧めです

  私が自転車関係で苦手とするものは数多くありますが、その中の一つに整備があります。整備する事自体はそれほど嫌いではないのですが、作業をやるとなると中腰やしゃがんだ姿勢を強いられるので、すぐに腰が痛くなってしまい、当初の意気込みはどこへやらで、とりあえず動けばいいやという感じで適当に終わらせてしまいます。で、後で痛い思いをするということを何度もくりかえしてきました。上に乗せてBBとエンドで固定するタイプのメンテナンススタンドを使えば、腰への負担が軽減されるのはわかっていたのですが、不器用な素人がリヤディレラーを調整する程度のために導入するのはなんか大袈裟な感じがするし、設置とかが面倒で使わなくなってしまうかもしれない恐れもあります。そんな感じで、10年以上導入を見合わせていました。

 が、新車を購入したことと、腰がいよいよ限界に近くなってきたので、中華サイトで売ってる奴より値段が安いゴリックスのメンテナンススタンドをアマゾンで買っちゃいました。パークツールやミノウラのほうがモノとしては良いのでしょうが、お値段がけっこうします。年寄りがヨボヨボと作業するだけなので、私にはこれで十分そうです。

 で、「GORIX」と大きく書かれたダンボールが到着しました。なんかちょっと箱がウンコ臭い。いきなりやる気を削がれる展開で2〜3日箱を開けずにいたのですが、いつまでもそのままにしておく訳にもいかず、しょうがないので開封しました。そして、可動部にラスペネを吹いてから、腰をあまり曲げずに作業できる高さに自転車をセッティングしてみました。おお、なんかそれらしくなってます。とりあえず強度を試すために、10年以上使い古していた自転車のクランクを外してみました。恐る恐るクランクのボルトにレンチをいれて下方向に力をかけてみたところ、特に問題なくボルトが緩みました。私がやる作業では、これ以上力を使う作業は無いと思うので、強度的な問題はなさそうです。

自転車をセットしたメンテナンススタンド

セットするための各種アダプター
クイックセキュアとスルーアクセル、
ロードとMTBに対応できるようです。

 その後、BBの洗浄・グリスアップをしたり、リアディレラーやブレーキの調整をしたのですが、作業姿勢に無理がないので、すごく腰が楽です。ベッドに座ったまま作業できちゃいます。リヤディレラーの調整とかいつまでも続けられるので、どこで終わりにすれば良いのかわからなくなっちゃいました。また、視線が上がるので作業箇所の目視もしっかりできます。部品がどんな状態なのか確認できるので、なんとなく整備の腕前があがったような錯覚に陥ります。折りたたみや設置も思ったより簡単で、これなら使わない時は畳んでしまっておいて、必要なときだけお店を広げられます。

 いやあ、こりゃいいや、何でもっと早く使わなかったんだろうと思っちゃいました。私がこれまでに買ってきた自転車関連のモノののなかで、一番よかった買い物かもしれません。パークツールズやミノウラのメンテナンススタンドだともっと作りがしっかりしていて、もっと幸せになるのかもしませんが、私にはゴリックスで十分です。

 そんな感じで、自転車の整備はしてみたいのだけど、作業姿勢が辛くて敬遠していた方には、上に載っけるタイプのメンテナンススタンドを、ものすごくお勧めしちゃいます。あ、メンテナンススタンドに自転車をセッティングする際には、お腰様にお気をつけ下さいませ。

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