2025年2月24日月曜日

美しい鳥山検校は・・・

  先週末は、海苔弁を喉に詰めて死にかけた挙句に「べらぼう」を鑑賞しました。とても面白かったです・・って、小学生の読書感想文みたいですね。

 今回は鳥山検校が出てきました。鳥山検校は盲目の悪徳高利貸しで、五代目瀬川を高額で身請けした人物です。この鳥山検校は市原隼人が演じています。鎌倉殿で、八田なんとかとかいう肉体派の役を演じた俳優です。この市原隼人演じる鳥山検校がものすごく美しいです。なんというか、お人形みたい。遊女を金で買って女房にする悪徳高利貸しの役ですから、普通だったら悪人面で卑賤なルックスの俳優を使いそうなものですが、そこに強烈に美しいルックスの俳優をキャスティングしてしまうとは、なんとも素晴らしいセンスです。あんだけ美しいのであれば、金なんか払わなくても惚れてしまう女の一人や二人はいそうな感じもしますが、まあ、それだけ五代目瀬川は高嶺の花だということなのでしょう。

 そういえば、いびきをかいて寝ている精力絶倫の客の横で、瀬川が「ああ、しんどかった、おまんこすり減っちゃう・・・」という感じで疲れ果てていて、周辺が丸めた懐紙だらけになっている場面がすごくよかったです。おお、今週もやってくれたなあという感じ。で、次週はまた物語が大きく進展するようで楽しみです。が、他に楽しみが無いというのは、かなり寂しく虚しい感じもしないでもありません。

 ところで以前の回で、西村屋という地本問屋が男に膝枕させて耳の穴をこよりでほじくらせていました。西村屋は、後年、鱗型屋の息子を養子に迎えることになります。もしかしたら、西村屋のおやじは、鱗型屋の息子に同じように耳の穴をほじくらせるのかもしれません・・・などと、発想がもはや腐れ婆になっちゃってますが・・・。

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