海苔弁で死にかけた先の風景

　本日は日曜日で「べらぼう」の放映日です。我が家では、「べらぼう」を観なければいけないので、日曜日の晩飯はスーパーで安売りされる海苔弁という掟になっています。なんとなく理由があまり論理的ではない感じがしなくもありませんが、手抜きの理由などなんでも良いのでしょう。

　で、海苔弁といえば魚フライがつきもので、その魚フライにはタルタルソースとかマヨネーズがべっちょり塗りたくってあります。私は海苔弁自体はすきなのですがマヨネーズは嫌いなので、海苔弁にマヨネーズを付けるのは法的に禁止していただきたいなどと思っておりました。

　まあ、そんな感じで本日（2月23日）も、晩飯は女房様がスーパーでお買い上げになった海苔弁でした。やけに海苔が少ない海苔弁だったので、海苔を付け足したりしながら食べていたところ、ボソボソの魚フライを飲み込めずに咽込んでしまいました。普通に咽込んだ場合だったら、ちょっと咳き込むぐらいでそのうち落ち着くのですが、今回は気管にでも誤嚥したのか、強烈に咳き込んで、かつ息ができなくなってしまいました。

　いつもと違う苦しさに、このままだと息が詰まって死んでしまうかもしれない等とパニックになりながら、ふとテーブルの上の食べかけの弁当の入れ物が目に入り、この弁当は魚フライとマヨネーズが別になっているので、今日はマヨネーズを食べずに済んだことを認識しました。おー、味の方はともかく、盛り合わせ方はなかなか優秀です。まあ、嫌いなマヨネーズがべっちょりと魚フライに塗りたくってあれば誤嚥せずに済んだのかもしれませんが、もっと酷くなって本当に呼吸ができなくなってしまったかもしれません。

　そんな感じで、下を向いてマヨネーズの盛り付け方のありがたみをしみじみ認識してたころにはなんとか苦しいのはおさまりました。結構長い時間苦しんだと思っていましたが、せいぜい3分間ぐらいだったのかもしれません。

　誤嚥で死んじゃう年寄りをバカにしていましたが、いやあ、自分の身に降りかかるようになっちゃいました。誤嚥はものすごく苦しいことはわかりましたし、海苔弁が喉に詰まって死んじゃうのはあまりカッコよくないので、今後は気をつけないと・・・。