2022年8月16日火曜日

携行食について考えてみる(8月17日に追記あり)

  このところ棡原とか小菅村とか、食べるモノを売っているところが乏しい地域に行くことが増えました。まあ、なにも起こらなければあらかじめ決めておいたところで食料を調達すれば良いのですが、何かあってしばらく動けなくなっちゃった場合とか気がつかないうちにハンガーノック気味になっちゃった場合とかに、カロリーをどう補給するか、何となく心配になってきました。こういう場合、携行食を持っていればとりあえず一安心です。なので、今日は自転車で山の中に行く時の携行食について考えてみました。

 で、携行食の定義ですが、「持っていくけど必ず食べるものではなくて必要に応じて食べるもので、必要がない場合は基本的に食べない食料」としました。昼飯に食べるとか、美味しいので食べることを楽しみに持参するとか、そういうものでは無いです。とりあえず、今回はアマゾンで手に入るそれらしいもので、持ち運びやすい個別包装でカロリー補給が主目的な食料として以下の5点を選んで購入してみました。

1. 「えいようかん」by井村屋 504円/5個(101円/個) 177kcal /60.0g タンパク質1.9g 脂質0.1g 炭水化物 40.7g、1円あたりのカロリー1.75kcal、保存期間5年


2. 「チョコえいようかん」by井村屋 623円/5個(125円/個) 197kcal/55.0g タンパク質2.1 g脂質7.0g 炭水化物 31.4g、1円あたりのカロリー1.58kcal、保存期間5年


3. 「Slowbar 」byブルボン  800円/9個(89円/個) 183kcal/41.0g タンパク質2.0g脂質8.1g 炭水化物 23.0g (パラチノース4.2g)、1円あたりのカロリー2.56kcal、保存期間1年


4. 「エナジージェル」by Mag-On  1600円/6(284円/個) 120kcal/41.0g タンパク質0.0g脂質0.0g 炭水化物 30.0g (Mg 0.050g、カフェイン0.025g)1円あたりのカロリー0.42kcal、保存期間1年


5. 「エネモチ」by 天狗堂宝船 1700円/5(320円/個) 145kcal/40.0g タンパク質1.6g脂質3.4g 炭水化物27.0g (パラチノース含有)1円あたりのカロリー0.45kcal、保存期間1年


エナジージェルは携行食というよりレース中の補給食という感じが強いですが、比較対象としての意味合いと、微量のマグネシウムやカフェインの効果がどんなものか興味があったのでつい購入してしまいました。で、以下比較です。


■包装あたりのカロリー

チョコえいようかん>Slowbar>えいようかん>エネモチ>エナジージェル

→似たようなものだろうと思っていた「チョコえいようかん」と「えいようかん」ですが結構違ってました。「チョコえいようかん」はチョコレートが入っているので脂質が多く、重量は「えいようかん」より少ないのにカロリーは高いです。「Slowbar」は栄養分の構成が「チョコえいようかん」に似ています。「エネモチ」はパラチノース入りのくるみゆべしで、もち粉やくるみなど内容物が多様です。「エナジージェル」は含水率が高いのでカロリー密度の点で不利です。構成は水と炭水化物と微量の添加物しか入っていません。なので急いでエネルギーを補給する場合には有利なのだと思います。


■包装あたりの値段の安さ

Slowbar>えいようかん>チョコえいようかん>エナジージェル>エネモチ

→一包装の値段が100円を切るのはSlowbarで、エネモチは原料費が高いせいかかなり割高になってます。


■1円あたりのカロリー

Slowbar>えいようかん>チョコえいようかん>エナジージェル

→一包装でも1円あたりでもコストパフォーマンスではSlowbarの圧勝。エネモチはカロリーが比較的高いのでエネルギージェルになんとか勝ってます。


■保存期間

えいようかん、チョコえいようかん>Slowbar、エナジージェル、エネモチ


■携行性

えいようかん、チョコえいようかん:幅3.5cm✖️高さ8.5cm✖️厚み1.5cm>エナジージェル:幅6.8cm✖️高さ12.0cm✖️厚みは薄くて測定不能>Slowbar:幅4.5cm✖️高さ14.5cm✖️厚み1.5cm>エネモチ:幅5.5cm✖️高さ17.5cm✖️厚み1.0cm

→どれもそれほど邪魔になる大きさではないです。厚みに関してはエネジージェルの圧勝。


■味

「えいようかん」:私は最近になってあんこモノを食べられるようになったあんこ初心者です。これを食べた時には、あんこが苦手だった子供の頃に食べた羊羹の味を思い出しました。うーん、懐かしいのかもしれないけどちょっと苦手。腹が減れば食べられるかな?あんこ経験の長い女房様に言わせると、とりたてて美味いものではないけど普通に羊羹として食べられるとのこと。

「チョコえいようかん」:個人的には「えいようかん」よりはこっちのほうが好み。小学校の給食の時にでたパンに塗るチョコレートスプレッドを思い出しました。女房様としては「えいようかん」の方が好みとのこと。

「Slowbar」:ニュチャニュチャするクッキーのような食感。バナナの味は一応するけど決して美味くはないです。腹が減れば食べられるかな?

「エナジージェル」:6種類の風味があるけど、まだどれも食べてないので味はわからず。

「エネモチ」:あまり美味くない、くるみゆべしの味。遠くの方に酵母エキスとか油粕とかそれ風の添加物がいそうな感じもします。でも味的にはこれが一番良い感じ。まあ常食したいとは思わないのですが・・・。


 エナジージェルはまだ食べていませんが、それ以外はどれも美味くありません。一番美味いと思ったものを無理にあげるとすれば「エネモチ」でしょうか?携行食の定義では「必要がない場合は基本的に食べない」としているので、その点ではどれも合格です。たぶん、エネルギージェルも合格してしまうことが予想されます。ようかんシリーズは賞味期限が長いので、不味いの我慢して早く食べなきゃという切迫感が無いのが良いです。エネモチは味的には一番我慢できそうですが、賞味期限と価格の点から今後の常用は無い感じがします。


今後の運用

 携行食の定義に照らし合わせ、栄養、コスト、味を加味するとSlowbarが携行食に一番適している感じがします。また、Slowbarは賞味期限が一年で、その点からも早めに消費したいので、今後はSlowbarを中心に他のモノを組み合わせるとともに、エナジージェルの味比べをする予定です。Slowbarの正味期限は1年なのですが、あと8個も残っています。エナジージェルは6個、エネモチは4個残ってます。調子に乗って不味いものをいっぱい買い込んじゃったんですが、うーん、全部消費できるかな?


今回購入した携行食たち
Slowbarとエネモチに入っているパラチノースとは、
普通の砂糖を酵素変換したもので低GIであるとのこと。

PS. ブログのシステムにおいて文章の保存がうまくできていない感じなのですが・・・ご容赦のほど


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